アメリカがTPPに参加不参加よくわかりませんが、以下の文章は不参加表明前のものです。2018年現在も本質は同じなのでそのまま掲載しました。
まわりに耕作放棄地が目立ってきた。
過疎化、少子化、後継者のいない農家も多い。あと20年もしたらどうなるか・・・。
特にコメや畜産の専業農家は、TPPという大きな不安をかかえている。
関税の引き下げで安い農作物が大量に輸入されると、農業がさらに衰退するのは確実だ。
自給率も下がり、外国に食料を依存する日もくるだろう。
安いのは消費者によい一面があるには違いない。
外国から食料を買えばよいとの論理もあるが、それもいつまで続くことか。
日本がいつでも外国から帰るほどの相対的な経済力をもち続けられるのか・・・
例えば、成長ホルモンで無理に成長させたアメリカの牛肉、遺伝子組み換えの大豆やトウモロコシ。農産物が流通するさいの、鮮度保持のための防腐殺虫剤は、日本では認められていない。
日本の農業の、厳しい栽培基準もむだになる。
あまり知られていないがEUは、成長ホルモンの観点からアメリカの牛肉を輸入禁止にしている。どれからしても、アメリカから日本への外圧の強さがわかるだろう。
放射能の食品規制値は日本の10倍以上、アメリカの残留農薬基準は日本の何十倍。
遺伝子組み換えの表示の不要になる。
TPPは百人百様の考え方がある。
TPPで困るのは農民のように思われているが、それは一部だけだ。
不思議なもので、農民の多くは損得とは無関係に自給分だけは作り続けるのだ。